お久しぶりの記事です。今回はめちゃくちゃどハマりしているバンド「ヤバイTシャツ屋さん」の4thアルバム『You need the Tank-top』の感想について語ります。
アルバム、初回特典のDVDにサンリオピューロランドで開催されたライブの映像も収録されています。本来なら円盤化できないだろうと言われていた公演だったのですが、この度偉い大人の皆さんが頑張ってくれて円盤化してくださりました! ユニバーサルとサンリオの偉い大人の皆さんありがとうございまーーーす!!!
ちなみにヤバTってなんぞって方は先日私がアツく語ったキャスがあるので気が向いたら聞いてください。キャス①・キャス②まさかの1時間半一人で語り続けてます(…)
では以下CDの感想を語ります。
- 01.Give me the Tank-top
- 02.泡 Our Music
- 03.J.U.S.C.O.
- 04.珪藻土マットが僕に教えてくれたこと
- 05.原付~法定速度の範囲で~
- 06.sweet memories
- 07.はやく返してDVD
- 08.NO MONEY DANCE
- 09.げんきもりもり!モーリーファンタジー
- 10.日本の首都、そこは東京
- 11.はたちのうた
- 12.癒着☆NIGHT
- 13.寿命で死ぬまで
01.Give me the Tank-top
この情勢で大きい声出せなかったり、ライブが出来なかったり、大好きなものが少しずつ削られている中でも「それでも俺たちはライブが好きだ」「俺たちはパンクロックが好きだ」という強い思いを感じました。『うるさくてくそ速い音楽を もっと浴びるように 着るように 聴く』って言うところの語感がメチャクチャ良すぎるし、音楽を着るようにって言えるのはヤバTだからこそのフレーズだなって思いました。どんなことがあっても好きなものをぎゅっと抱きしめて前しか見ないで進む、そんな彼らが大好きだなあって改めて思いました。
02.泡 Our Music
これ各所でめっちゃ言ってるんですけどこやまたくやの天才っぷりが解る一曲だと思うんです。この楽曲クラシエさんのシャンプーいち髪のタイアップ曲なのですが随所随所に『暮らしへ』『Crush it yeah』とか癒着感がすごい! 強い! 『まあ風呂いこ』とか『shampoo people』とかシャンプー要素もきちんと交えていたりしてね。その上で『Bubble Bubble バブバブ赤ちゃん』というワードも織り交ぜているんですけど、これもこやまさんが大好きなギャグ(先輩バンド「花団」のカズさんの一発ギャグ。ヤバTのWSの時狂うほどやってた。流行ると思い込んでいる)なんですよね。その前の歌詞の『偉そうに言わんでえな 俺もあんたもまだまだ生まれたてやから』ということで筋が通る言葉になってるのすごくないですか。普通そんな自分が好きなギャグをブッ込みますか。しかもちゃんと意味を考慮して。さらに言えばタイアップ曲なのに。そのセンスがすごすぎて私は泡 Our Musicのことをこやまたくや天才ソングと呼んでいます。
あと歌詞もそうなんですが、曲調もすごい。あのイントロからここに持って行くの!?って感じの勢いがとてもすごい。というかイントロえぐいぐらいかっこいい。一曲の中でテンションのふり幅が大きすぎてぶん回されそうな感じ。それもまた天才がなせる業だなと思いました。
03.J.U.S.C.O.
試聴が公開されるやいなや『ジャスコ』がトレンド入りするという大事件が起きました。一体ジャスコは何処に行ったのか、何故ジャスコは変わってしまったのかという切ない英歌詞をロックに歌って、ジャスコあるあるを歌われて崩れ落ちない人いますか?????ただ私は個人的にSATY派なのですが、流石ヤバT、そこもフォローしてくれています。SATYもニチイも何処に行ったのか。結局みんなAEONになったんだよ!!!!切ないね!!!!!
あと歌詞カードの色がマジでジャスコカラーだったのに笑い転げてしまいました。
04.珪藻土マットが僕に教えてくれたこと
タイトルもズルいのにこのタイトルから始まるイントロが本当にズルすぎる。
なんでこのタイトルなのに歌い出しが「大人はいつだって無責任に言うんだ 『夢は必ず叶う』」なんなん?????そしてちゃんと珪藻土マット知らない人のために紹介している歌詞も素晴らしいし、珪藻土マットが汚れた時の対処法についても説明してくれているから、今後珪藻土マットを購入する人はみんなこれを聞いてほしい。あれだよ、ニトリの珪藻土マット売り場の前でコレ流したらいいんじゃないかな。そうすればみんなこやまさんみたいな悲劇を迎えなくていいから。いやまあググれば早いって話ですけど。
05.原付~法定速度の範囲で~
アルバム収録曲の中でドライブの時に聞きたい曲No.1。
サビの「一般道を法定速度の範囲でとばせ~」が超ドライブ感あってたまらないです。車乗ってる時に聞きたいですね。原付の歌ですけど。
二段階!右折!手信号!左折!ってライブの時にみんなで言うんだなって思ったらめっちゃ面白い。こういう意味わからんコーレス考えるセンスが最高。
あと用語解説の中村さんの情報が「なかむー」しかないの笑いました。
06.sweet memories
シングル収録された時にあまりに衝撃的すぎた楽曲。タイトルと歌詞の内容のバランスがおかしい。
これで上履きとのタイアップを狙おうとしているのは正直頭がおかしい(ど直球に失礼)
ちなみに最近手に入れたパイナップルせんぱいの特典映像見てそこからきとったんかーい!ってちょっと感動しました。その時言ってたことと歌詞がほぼ同じなの面白すぎません?
07.はやく返してDVD
BOXの一巻だけ空いてるのメチャクチャモヤモヤするやつーーーーー!!!!!
それにしてもこやまさんの「TSUTAYA行けや!GEOとか行けや!」が切実な叫びすぎて笑ってしまった。
しかし映画はちゃんと見てやろうぜと思いつつも詰んでる円盤や本を思い出してほんのり突き刺さるものはありますね……
あとこの夏やっとシャイニング見たのでよく三人がやってるシャイニングごっこの意味がわかってちょっと嬉しくなりました。時計じかけのオレンジも見てみようと思いました。
08.NO MONEY DANCE
※MVの画質はこれで正解です
タイトルがすでにヤバイ匂いしかしないのにこんな明るい曲調で歌う奴じゃないって笑いました。金がないっていう話をするテンションの曲じゃねえwww
そして最近こやまさんが競馬やってるネタとか太った話とかめっちゃ入っててもはや曲の体をした日記じゃないのかと気付いてしまいました。
あと『You need the Tank-top』のCMの最後がこの楽曲の「税金ばり高い!!!!!!!」で締められてるの本当に笑いました。CMで税金について文句を言うんじゃないwwww
それにしてもMVの90年代後半リスペクトがえぐすぎる。伊東家とかヤバTの顧客層に伝わるのかとかいらぬ心配をしてしまいました(笑)
09.げんきもりもり!モーリーファンタジー
とうとうきたもりもりのキャラソン!そしてまさかのモーリーファンタジーとのタイアップ!!!ありがとうございます!!!!でもUFOキャッチャーは嫌いです!!!!!!!!(死にそうになりながらこやまぬいとタンクトップぬいを手に入れたオタクの叫び)
もりもりメイン曲っていうのもあってドラムがすごい元気。さすがもりもりのキャラソン。あと間に入るもりもりの台詞部分がめっちゃ好きです。めちゃくちゃ妖精感ある。
でも「君の名前は森本」と言いながら「それは違うよ 人によるよ」ってつき返すの大好きすぎて初めて聞いたときバカみたいに笑いました。
10.日本の首都、そこは東京
アルバムお馴染みしばたありぼぼちゃん作詞作曲ソング!
東京都のこと徒競走してるみたいって言うのは絶対ヤバTしかおらんからな。
いや聞いた後の「私は一体何を聞かされた…?」感が一番ある曲だと思います。短い曲の中で情報量が多すぎて連続で聞いたら何かおかしくなる気がするし多分ホームシックになってえーーーーーんってなってしまうかもしれない。
曲調がなんかこう、アイドルソングのテンポを思い出させるというかそこはかとないハロプロの香りを感じるのは気のせいでしょうか…90年代のハロプロって感じ……
とりあえずJI・MO・TOに思いを馳せることにします。
11.はたちのうた
毎日放送(関西ローカル)で放送中のお昼の番組「ちちんぷいぷい」のタイアップソングです!ちちんぷいぷい20周年を記念して製作された曲なのですが、とにかく小ネタがすごい!「隅から隅まで~」のところが歴代のMCの方のお名前をもじっていたり、「毎日頑張っているから」って毎日放送も意識していたり、癒着の仕方がうめえんだよな~~~~(両手を上げる)
でも歌詞は本当に純粋にこれから二十歳(大人)になる人たちへのエールだったりして、私もこの曲を聞いていた時期がちょうどいろいろ自分の中で悩む時期でもあったので「不安で不安で仕方がないのに どうにも何にも始まらない」って歌詞が突き刺さって、その後に「あるある!そういうのめちゃめちゃあるから 心配し過ぎず 少しずつ」って言葉で背中を優しく押されたような気がしました。本当にヤバT人を励ますというか寄り添う歌を歌うのが上手いんだよな~~~~
12.癒着☆NIGHT
スプライトのCMソングで、ガッツリ癒着というワードを出した一曲。MVがメチャクチャスプライトさんと癒着しているので必見です。
歌詞はこのポップなメロディでちょっと大人のいやらしいところとかそう言うのを描いているのがやはりこやまたくや天才…となりました。「あなたと癒着むちゃくちゃにしたいねん」ってもうさ!そういうことよな!そういうのをこのポップな歌詞で表現するんだよな君たち!!!天才!!!!ってなりました。
でも好きな人と癒着できるならいいじゃない。それが幸せですね。
あとはライブの時にY!U!C!HA!KU!って言うのめっちゃ楽しかったです。
MVの話すると2番の時に歌い切った後静かに下に消えていくこやまさんとギター!の時に走り回るこやまさんと最後ちゃっかり寄り添って寝てるこやまさんが好きです。
13.寿命で死ぬまで
私の中で「サークルバンドに光を」を超えるぐらいに泣き曲となった一曲。
これ昨年こやまさんの身にあった出来事を本当に赤裸々に歌ってくれている曲で、私は曲を聞く前に歌詞カードの用語解説を見ただけで号泣しました。
「急に居なくなってもうたら みんなびっくりするから」っていうのは本当にこやまさんがあの時感じたもので、それを「でもそれすら粋やと 思ったりもするけどな」っていうのは今だからやっと言えた言葉なんだなって思うとやっぱりこやまたくやって人はすごいなあって尊敬します。
「幾つになっても 勘違いされて 上手くできない 自分の拙さや衰えに 自分が誰より傷ついているでしょう」ってきっとおばあさまに向けたかった言葉であり、自分自身に向けている言葉なんだなって。でもそれに対して「自分の美学を磨く人生を全うしてな 格好ええなって 言い聞かしてな」って言えるのは最後に出てくる「音楽の力はまじですごいから 平気で何処までも届くと思った 大きい声で歌った」って所に繋がるんですよね。あの時言えなかった言葉だって、これから先伝えたい言葉だって大きい声で歌えば何処までも届く。それは例えばあの時のおばあさまとか、あの頃の自分とか、これからヤバTと出会う人たちにも届くと思います。
そんなわけで13曲について好き勝手に語りました!!
とにかくこのアルバムマジで買ってほしい! いい曲が多すぎる! 元気になりすぎて疲れる!って発売前にメンバーがめちゃくちゃ言ってた意味がわかるぐらいに元気をぶつけられる曲が揃っています!!あとは初回限定版のDVDでキティさんやクロミ様やシナモンくんやたぁ坊と一緒にライブやってるヤバTを見てほしい!!ハローキティ歌ったとにネコ飼いたい歌い出したり、クロミ様とダニエルくんの衝撃のおてて繋ぎやその後のクロミ様を持ち帰ったこやまさんとか見どころ満載です! そんなDVDがついててあのお値段は絶対安いから!!!!!CDを買うんだ!!!!!!!!!(必死)