こんにちは、桃月です。
今回は先日うっかり作ってしまった『創作キャラの概念香水』の話をしようかと思います。
今回の香水はScentlyさんに注文して作っていただきました。
よく広告で見かけてTLでもフォロワーさんが作ってもらっているのを見たらいいなあ~と思ってほぼほぼ勢いだけで注文してました。
香水に関してはほとんど知識はなく、持っている香水が佐々木純哉・及川慎・レオス・ヴィンセント、そして友人からもらった友人宅の創作キャライメージのもの(今回とは別のお店で注文して作っていただいたもの)というある意味自我の無い香水の買い方しかしていませんでした。まあ今回も自我があるかと言われたら別方向の自我なのでちゃんと自分に合う香水とかは買ってみたいですね…。
では、追記でだらだらと香水の感想について語ります。
※下記文章に出てくるキャラクターは『版権作品の二次創作オリジナルキャラクター(≒夢小説キャラクター)』になります。苦手な方の閲覧は推奨しません。
※当該版権作品(カミ○モード)について私が言及することに関して不快に思われる方は下記文章の閲覧をご遠慮ください。今回は製作していただいた香水について話すものであり、当該作品に対する批判等の意図は一切含んでいません。
- 香水を作りたいと思ったきっかけ
- 一本目(月下ミヒト)の香水を頼む
- 一本目(月下ミヒト)の香水の感想
- 二本目(紫綿ソカ)の香水を頼む
- 二本目(紫綿ソカ)の香水の感想
- オーダーメイドで概念香水を作ってみて
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香水を作りたいと思ったきっかけ
以前友人が実際に創作キャラ香水を作っていたのをいただいたり、フォロワーさんから創作キャラが使ってそうな既製品の概念香水の香りを嗅がせていただくなどの経験をした身としては「自分のキャラでもこういうのやってみたいなあ…」という気持ちはずっとありました。で、上でも語ったオーダーメイドのレポを見たり、TLのフォロワーさんで実際に作られている人を見ていたらお手軽に作れるならやってみようかな~みたいな軽いノリで作ることにしました。
しかし、今までなかなか手が出なかった理由としては「自宅に香水つけそうなキャラそんなおらんよな……」というところでした。一次創作に関しては動かしているキャラが主に小学生~高校生、高校生の方も香水をつけるなんて色気づいたことはしてなさそうだし、成人キャラも自分の中で香水のイメージがあまりなく、実際に作るなら誰で作るかなあ…と考えていたときでした。
ドンピシャで香水をつけてそうなキャラがいました。
月下(つきした)ミヒト
26歳 職業:人気モデル(兼自社ブランドのデザイナー)
お前絶対つけてるやろ。
なんなら香水にまつわる彼の小話もちょこっとだけ書いたことがありました。が、書いている本人が全く香水についての知識が無いせいで「なんかよくわからんけど多分いい香りがする」という解像度の低さが露になっていました。ミヒトくん本人にキレられそうなヤツです。
そんなわけでミヒトくんっぽい香水ってどんな香りなのかな~と思いながらScentlyさんのサイトにアクセスしました。
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一本目(月下ミヒト)の香水を頼む
以前からレポ漫画などで「自分の解釈をぶつけられる」と書いてあってどんなものだろう…と思ってみたのですがイメージカラー・誕生月はもちろん、セクシーさの数値化や一番合う飲み物なども聞かれて選択し、そして『世界観/背景情報』『第一印象/内面に秘めた性格』という創作系のオタクなら絶対に語り散らしたい自由記載項目が与えられていました。私は設定ページを見返して「この長文をどうまとめる…?」と二窓してにらめっこしながらなんとか制限の999字以内に収めました。まず元ネタがそんなに有名と言える作品ではないのでそこの世界観の説明(作品の紹介PVみたいな文面)を書いて「私は何故作品の説明を書いているんだ…?」と思いながらなんとかミヒトくんの情報を書いていました。
それからイメージしたい香りだけでなく苦手な香りの記載項目もあり、普段使っている香水の種類を選んだり…でオーダーシートの入力を終えました。イメージしたい香りや苦手な香りの項目、どう書けばわからずとりあえずイメージしたい香りは「本人の名前の由来が月下美人なので花みたいな香り、でもあまり女性的な甘い感じではない」、苦手な香りは「バニラっぽい甘すぎる香り」と記載してみました。
そんな感じで注文を終え、どんなふうになるやら~と思いながら待っていたら二週間ほど経った頃に発送通知が届きました。
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一本目(月下ミヒト)の香水の感想
そんなわけで届いた香水。箱を開けて出てきたのがこちら。
ガチで月下ミヒトの色やん!!!!!(爆笑)
そりゃそうです。だって自分でイメージカラーの指定したんですから、その色で来るんです。私はちゃんとイメージカラーに『白・薄紫・青』って書いたんです。その色で来て当然なんです。
が、実際現物として月下ミヒトの概念を前面にぶつけられてしまったらもはや笑うしかなかったのです。これは私がこの月下ミヒトというキャラクターに対していろいろ拗れた感情を抱いているせいでゲラゲラ笑っているだけであって、もしかしたら別のキャラなら「わ!○○(キャラ名)の概念だ!!すごーい!」と感動したのかもしれません。でも月下ミヒトに関してはちょっと一回思いっきり笑わせてください。
そして一緒に入っていた細いボトルから香水をワンプッシュして香りを嗅ぎました。
ただの月下ミヒトじゃねーか!!!!!!!!
本当にびっくりするぐらい月下ミヒトという人間の香りがしてやっぱり爆笑していました。なんていうか人間って自分が想定していた概念を直球でぶつけられると笑うしかないんですね。一人で部屋で匂い会でゲラゲラ笑う不審者になっていました。
そして香りを嗅ぎながら先ほど画像を載せた解説レターを開いてみました。
自分が書いた文章を引用されるのがちょっとくすぐったい感じはありましたが、汲み取ってほしい部分を捉えてくださったのがめちゃくちゃ嬉しかったです。特にミヒトくんに関しては『顔が良い』『プライドが高い』『自分に絶対的自信がある』という要素を強く出しているキャラなのでそこを意識して香りを作ってくださったのが解る文章なのが最高に嬉しいですね…。解説レターでびっくりしたのは使われているバイオレットに関して『マリーアントワネットも愛したと言われ、エレガントな雰囲気を放つ彼のイメージと相性が良いのでは~』という部分で、「そっか、ミヒトくんってエレガントなんだ……!」と自分では気づけなかった一面?を見出してくれたのが新鮮でした。あとはムスクがあるって書いてるの見て「ミヒトくんムスクの香りベイベーじゃん!!!!!!!!」と一人でドリフェス!思い出して元気になってました(?)
で、ちゃんと香りのレポートをしますと。オーダーで「花っぽい香りだけど女性的にしないでほしい」と言ったのもあって、華やかだけど線が細すぎないというか、言い方がアレですが"雄"を感じられてすごく良かったです。なんかこういうキレイ系の香りしてそう~~もし握手会あったら手にこの香りちょっとついちゃうのかな~~~~とか意味わからん妄想をしてました。月下ミヒトって握手会するタイプのモデルなの?(???)
そしてこの香水を作って、私は決心しました。
こりゃーもう一本、作ってもらわないといけない、と。
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二本目(紫綿ソカ)の香水を頼む
そんなわけで二本目に選んだのはミヒトくんと関係のある人物にしました。
紫綿(しめん)ソカ
アラサー(実は28歳) 職業:人気モデル(ミヒト)のマネージャー
キャラクターとしてはこちらのソカさんの方が先に動いていたのですが、ソカさんは紆余曲折あった人で香水とあんまり縁がなさそうだな~~と思って先にミヒトくんの香水を作ったのですが、ミヒトくんの実在性があまりにも面白かったよかったのでこれはソカさんもどんなふうになるか気になる!ということで注文することにしました。
しかしソカさんのオーダーシートを書くのがとにかく大変でした。ミヒトくんは割とキャラとしてわかりやすく説明しやすい(『顔が良い』『プライドが高い』『自分に絶対的な自信を持ってる』みたいな)要素が多いのに対して、ソカさんはどう説明すればいいやら…と思いながらキャラ設定を見て唸っていました。
ソカさんは『地味で大人しそう』『でも正義感は強い方』『自分を大切にしない危うさ』『某アイドルコンテンツを拗らせて泣くタイプのオタク』『元ブラック企業社員で紆余曲折あって現マネージャー』とかこれだけ書いててもどんなキャラやねんと思うような人物で、オーダーシートに書きながら「ソカさんって何…?何なの…?」と改めてキャラと向き合うことになりました(?)
ついでに香りはフォーマルな場でも使えそうな香り、というイメージをしつつ『本人が自分で選んだのではなく担当モデルから「地味な香水つけてないでこういうのつけなよ」と言われて渡してきたもの』というシチュエーションまでつけてみました。だってソカさんが自分で香水選んでるのあんま想像できないし…絶対ミヒトくんから1回は香水渡されてるでしょ…なおミヒトくんとソカさんは付き合っていませんし付き合うつもりはございませんのでご安心ください(?????)
そしてここで私は人生で初めて女性ものの香水を買った(?)ことに気づきました。ままで男の香りがする香水しか持ってなかったから、これが初めての女性ものなんだ…と何だか感慨深い気持ちになっていました。
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二本目(紫綿ソカ)の香水の感想
そんなわけでミヒトくんの香水が届いて3日後にはソカさんのオーダーシートを書いて注文していました。ありがたいことにクーポンもいただけたのでちょっとお安めに作れてハッピー。
注文から二週間後、再び私の元に香水が届きました。白い箱を開けて出てきたのはこちら。
ガチでソカさんの色じゃん!!!!!(爆笑)
はい、2週間前と同じことをしています。オーダーシートにちゃんとイメージカラーの『紫と黒』と書いたはずなのに、やっぱり現物ぶつけられると笑ってしまいました。ソカさんに関しても拗らせているというか、お恥ずかしい話、彼女の設定に自分の要素を多く組み込んでいるのでなんか一周回って他人事になって面白いんですよね(?)
そんな解説レターの色だけで笑っていては話が進まないので早速香水をプッシュしてみました。
なるほど…………ソカさんだわ…………
これは先にミヒトくんの香りを嗅いでいたからこそ解釈が完成したというか、言い方が非常に悪くてソカさんに怒られそうなのですが『ちょうどいい派手さのない香り』だったんです。ミヒトくんが華やか!って感じだったのでその対比がドンピシャで、大人っぽいソカさんの香りを嗅ぎながらうん、うんそうだね……と静かに頷いていました。
続いて香りを嗅ぎながら解説レターを読みました。
先に挙げたミヒトくんの解説レターでも気づかなかった一面があった、と言いましたがソカさんに関しては自分が考えてなかった(見えていなかった)いろいろな姿が見えてきて本当にびっくりしました。『主張が少ない』…、『控えめで清楚』……??????????
私がソカさんをそういう目で見ていないので(ド失礼)、なんか第三者目線でそう言われるのがちょっと面白かったです。でも実際、外から見れば大人しそうには見えるわけだし、仕事では控えめな姿勢でやってるわけだからせやな…と納得しました。
個人的には『自然の神秘を感じさせる、深みのあるアンバーの香り』『揮発性が低く香りを長くとどめる役割を持つことから、周囲への気遣いに溢れた彼女の真心を感じられる~』という解釈があったのがすごい良いな!と感じました。ソカさんは周囲へ向ける意識が良くも悪くも強い部分があったりなかったりするので、それをあの怪文書(…)から読み取っていただけたのが嬉しかったというか、すごい!!と感じた部分でした。
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オーダーメイドで概念香水を作ってみて
正直これをするまで香水ってあんまり興味がなかったんです。推しの概念香水でキャッキャすることはあれど、自分でわざわざ香水を探して何かをする~ってところまでは自分が香水知識もなかったから手を出せなくて。
でも今回香水のオーダーメイドをしてみて、「これってこういう香りなんだ!」とか「こういう香りがキャラっぽい!」っていうのを考えられるようになって前より香水のお店とかに興味を持つことができました。何なら先日ちらっと行った香水のお店で私の夢100の推しのリドっぽい香水を見つけてしまいガチで買うかどうかまで迷うぐらいに影響されていました。
そんなわけで時々お出かけする時に香水をつけて「マジで月下おるwwwww」とか「ソカさん出かける時こんな感じなんやろな……」とかいろいろ思いを馳せたり妄想したりと楽しみが増えました。既製品の香水でもこれ○○っぽーい!みたいなのをやってみたいし、別の創作キャラでも香水作ってみたいな~とぼんやりのんびり考えています。Scentlyさん、推しカプ香水も作ってくださるってことだから次はミヒソカ(notカプ)の香水もアリかな…とか考えつつ、また注文したらレポ的なもの書けたらいいなあ~と思ってます。
ブログの感想やおすすめの香水や香り、次回のブログのお題などありましたらおてがみばこまで入れていただけると嬉しいです!
ここまでお読みいただきありがとうございました!