桃月のオタク覚え書き

桃月(ユイ)のオタクカツドウ!を振り返ったり思い出したりするアレ

アイカツ!10th STORY 未来へのSTARWAYを見た話

こんばんは、桃月です。

今回は先日見た「アイカツ! 10th STORY 未来へのSTARWAY」の感想を書こうかなと思います。

先にちらっと私のアイカツ遍歴の話をさせてください。

私は初代をリアルタイムで見ていて、最初は「ああ青髪の子可愛いなあ……多分裏切るんやろうな」とか思いながら霧矢あおい姐さんを見て楽しんでいたのですが、このアニメすごい!と感じたのは第19話・第20話の藤堂ユリカ様が登場したお話でした。

それまでは良くも悪くもという言い方は変なのですが、子供向けのアイドルアニメだなあって思っていたのですが、この一連の回で印象が変わりました。まずユリカ様の持ち歌『硝子ドール』がそれまでのアイドルソングとは大きく雰囲気が違ったこと(そして私がドストライクに好きだったこと)、そしてユリカ様が吸血鬼のアイドルを『演じている』ところを作中で出していることが衝撃的でした。もちろんアイカツ!本編中ではユリカ様だけではなく他のアイドルたちの描写も丁寧にされていて、どのアイドルにも物語があるというのを改めて感じさせられました。そこから2ndシーズンで登場した大空あかりちゃんの成長を見守っていって毎週感情を昂らせていました。

筐体に関しては当時ジャイロゼッターをしてしまったことによりキッズ向け筐体を回すことに抵抗がなくなっていたものの、「アイカツに手を出したらヤバそう」というのは薄々と感じていたようで、私が勧めた後どっぷりアイカツ!にハマった友人が筐体を回しているのを何となく聞きながら実際にやってはいませんでした。

が、具体的にいつ始めたのかは覚えていないのですが恐らく2014年のホビアニ黄金時代期に当時稼働していたプリパラを回した流れで「もうアイカツもやっちゃおう」と思い始めた記憶があります。そこからはプリパラ・アイカツ!を含め全8種類の筐体を回していました。スターズ筐体は本編をあまり見ていなかったことと自分がドレスメイクのシステムをいまいち理解しておらず少し離れていました。その後フレンズで本編を見始めて、筐体も本格的に再開しました。

ちなみにフレンズで運用していたマイキャラについては以前もちらっと記事を書いたのでもし興味ある方いらっしゃいましたら読んでもらえるとうれしいです。

pirch-yui.hatenablog.com

どうでもいい話ですがフレンズ筐体に関しては上記のアイドル4人+別作品ネタのマイキャラ3人、計7人をほぼ同時に運用していたというよくわからないことをしていました。でもマイキャラ同士で踊らせるの楽しくて……。

そしてフレンズ・オンパレードからプラネットに変わって現在回している次第です。プラネットは当初は本編も筐体もあんまり興味が持てなくて、本編に関してはやっぱり実写パートがある不安感みたいなものがあり、筐体については1回(スイングを買うとして)200円に値上がりした感があるのとリズムゲームが苦手なタイプになったこともありそんなに回さないだろうなあ、と思って初回プレイした時に手に入れたのがPRのブラッディロックでした。後に本編にどぼんと落ちて好きになった梅小路響子先輩のキードレシアがブラッディロックだと知った時に私は"運命"を感じました。

 

と、長々と語ってしまいましたがここからが本題のつもりです。前置きが長すぎる。

以下だらだらと映画の感想を書いています。もちろんネタバレありです。

 

 

初っ端からちょっと愚痴っぽい話をしちゃうのですが、正直、アイカツプラネットと同時上映の未来へのSTARWAYで充分かな、と思っているところはありました。というか、あの同時上映の告知が私としてはいろいろ思うところがあって、結局プラネットだけじゃダメだったんだ、みたいな感情も少なからずあって、そんなことを思いながらプラネットの映画でダバダバに泣いた後、STARWAYを見てダバダバに泣いていました。卒業、って言っても本編中では美月さんみたいに卒業しても活動している人だっているし、織姫学園長とかりんごさんみたいなかつてアイドルだった人、みたいな人も作中には出てきているし、いちごちゃん達にもそういう未来が訪れるのは当然のことなんだなと突き付けられて、それでも未来に向かって歩いていこう、みたいな物語に泣かされていました。

そんな同時上映を経ての今回の単独映画。卒業ライブをしようよ!で終わったので、その卒業ライブが開催されるまでの物語と卒業ライブの様子なんだろうなと思っていました。感覚としては最初の劇場版みたいな、そんな感じだろうと。

誰が22歳のアイドルたちが出てくると想像できた??????

いや、私が見に行く頃にはネタバレ解禁されていて、入場者特典の絵柄を見て大人になっているみんなの姿はなんとなく把握していたのですが、あの、一個言わせてください。

霧矢あおいが俺の好みの女になったんだが。

いや、本当に、動いている22歳の霧矢あおいを見てまともな精神でいられなかったんですが。私の癖―ヘキ―は青髪とショートヘアっていうのがあったのですが、この度両方を揃えられてしまい、ただでさえ好きだった霧矢あおいのことをもっと好きになってしまいました。あんまりにも美しすぎる。それと同時にあおい姐さんがどういう経緯で髪を切ったのかを考えると胸が苦しくなる…きっとあおい姐さんも新しい道を行くためには今までの自分ではいけないと思ってばっさりと切ったんだろうな…とか、新しく前に進むために身を軽くしよう、みたいなところもあったのかなとか、いろいろ考えるとしんどくなる…でもそれ以上に『俺の好みの女!!!!!』という圧が強すぎてもう何もわかんないっピ……

そんなわけで大人になったアイドルたちの姿や日常が映し出されたのですが、個人的には蘭ちゃんさんが車運転してるシーンで「ジャイロゼッターじゃん!!!!!!!」と心が大暴れしていました。キッズ向けコンテンツでCGで動く車を見るたびにジャイロゼッター発作を起こすのいい加減にやめたい(やめない)

でも蘭ちゃんさんがモデルだけじゃなく役者として大いなる一歩を踏み出しているといか、着実に足を進めているというのが感じられるのがとてもよかった。ただ、そこで悩んでいることをいちごちゃんに話すのではなく、自分の中で解決する道を見つけようとしているのもまた彼女が大人になったんだな…というのを改めて感じさせられました。

そしていちごちゃん。「頑張ることはわかる」と言っていて、ずっとずっとトップアイドルとして頑張り続けたんだなというのを楽屋でいろんなスタッフさんと話している姿を見て感じました。美月さんもトップアイドルとして頑張ってきたけれど、どちらかというと孤独に戦い続けていたんだろうな(だからこそ最初の劇場版で引退も考えていたのだろうな)と考えていたのですが、いちごちゃんの場合は離れていてもみんなと一緒、というか「また会いたくなるようなアイドルになる」という、ある意味誰かを前提としたアイドルであり続けることで孤独ではなかったんだなと思いました。いちごちゃんの周りには離れていても誰かがいて、逆を言えばいちごちゃんはずっと誰かのそばにいてくれるんだなと……ここまで言葉にして改めて星宮いちごってアイドルじゃん……と涙が出そうになっています。

大人になったアイドルと言えば、ユリカ様とかえでちゃん。個人的にびっくりしたのが、ユリカ様がいまだに吸血鬼キャラを貫いていることでした。今もアイドルとして吸血鬼キャラをしているのか、それとも久しぶりに会う友人たちの前だから吸血鬼キャラを演じたのか…でも、どちらにしても吸血鬼の藤堂ユリカという存在が彼女のベースにあるんだなと思うとなんか感慨深いものがありますね。そんなユリカ様のパートナーとしてそばにいるかえでちゃんの…あの…パートナーの強い余裕感がたまらないです。やっぱりかえでちゃんも大人になって、学生の頃の弾けた感じから少し落ち着きは出てきたなあと思いましたが、元々かえでちゃんって長く芸能界で生きているからこそみんなより周りを見る余裕というか見通す能力が高いような印象があったのですが、それがしっかりと出てきた大人の女になったんだな……と感じました。

で!!!あの!!!!!ネタバレ解禁されたのに私のTLに一切情報が流れてこなかった星宮らいち(19)!!!!!!!!!何で誰も教えてくれなかったの?!?!?!?!?当たり前だけどらいちめっちゃ大きくなってるし、少しずつお父さんに似てきてるの本当に……星宮の血……!ってなりました。でも後にらいちがCV子安になるのはちょっと嫌(笑)ただ、あの大きくなったらいちをあおい姐さんは知っているのだろうか…逆に今のあおい姐さんをらいちは知っているのか…などと悶々考えてしまいました。あとユリカ様に詰められて顔を赤らめたりするの、あの……(言葉を失う)となってました。いろいろ言いたいことあるけどここに書くと感情ぐちゃぐちゃになるのでこの辺にしておきます。

話の流れとして卒業ライブをしたい!って言った後に準備の様子が描かれるのかと思いきやさらっと流されて、その後の大人描写で「おお…?」と思っていたのですが、最後に卒業ライブの様子を出して大人になる前のみんなの決意というか、覚悟というか、そういうのを改めて見れるのいいなと思いました。

で、その卒業ライブ。最初にトライスターとぽわプリでSignalize!するとかさ~~~~~聞いてないんだが~~~~~~?!?!?!?!というか、Signalize!ってCGアニメ初なのかな…?私が知る限りでは初めて見たので、なんかもう感情がハチャメチャになりました。だってあのアニメOPでずっと見たあのダンスしてるんだもん!!!ってなっちゃいましたよ。そして私は神谷しおんちゃんも大好きなので神谷しおんちゃんがばりばりに踊っているのを見てウワーーーー!!!!!となっていました。しおんちゃんマジで可愛いよぉ……。そこからのルミナスのライブ、めちゃくちゃよかったね…。あかりちゃんにとっていちごちゃんがどれほど大きな存在で、ずっと支えだったのかを感じさせられて、そこからのTRAVEL RIBBON、素敵な旅立ちになるような思いを込められた歌とダンスで本当に良かったな…衣装もCAさんの制服風なのがまた良くて…すごくいい……ルミナス可愛い……。

そしてソレイユの活動休止前のラストステージ。最後のMC、いちごちゃんの口から「君」という単語が出てきたのが私にとってかなり衝撃的でした。

アイカツ!という物語はアイドルたちに視点を向けていたものだったと思います。もちろんファンの描写もあったけれど、それ以上にアイドルたちが自分をどうやって輝かせるか、どうやって成長していくか、どうやって変化していくか、そういうところに重点を向けていたと思うんです。個人的に私はアイカツ!はアイドルの物語であってアイドル以外のファンを含む第三者の視点を削っているのが魅力だと感じていました。ちょっとだけ別ジャンルの話を出すのですが、私が好きなドリフェス!アイカツ!に近い(それこそメインの脚本がアイカツと同じ加藤陽一先生ではある)のですが、ドリフェス!は「ファンのために成長したい」という要素を強く出している印象がありました。アイカツ!にそれがない、というわけではないのですが、それ以上にアイドル自身の物語を強く出していたという印象があったんです。

そんな中でいちごちゃんがファンに対して「君」と語りかけたシーン。それまで画面の向こうの、少し遠く離れた場所で彼女を見ていた自分が、あの会場の中で星宮いちご、スターライト学園のアイドルたちを見てきたんだ、と改めて感じさせられました。私はずっと彼女たちのアイドル活動を見てきたけれど、彼女たちも私たちファンを見てくれていたんだ、と感じさせられてそこからはずっと泣いていました。「嬉しいことも楽しいことも辛いこともあったよね。色々あった。けどそれでもここまできた。乗り越えてこれた。だから大丈夫」といちごちゃんが言っているのは、私たちに、一緒にアイドル活動をしてきた仲間たちに、そして自分自身に向けた言葉なんだなと思いました。

あとファンの中にちまきちゃんいたよね?!?!?!?!後輩組とかDA組とか関西組も映ってるの嬉しかったけど、ちまきちゃんいたのマジで悲鳴上げそうになったよ……。

そしてソレイユのステージ。三人とも楽しそうに、可愛くて、かっこよくて、最高のステージだった。歌の中で卒業後の回想の映像が流れてきて、歌詞と重なってまた涙がぼろぼろ零れていました。最後に「今わたしが歩いてる かげがえない きらめくライン」って入れるのは反則でしょうよ。私はアイカツ!楽曲の中でもSHINING LINE*が好きな人間なので本当に泣き続けていました。

卒業ライブを終え、それぞれの道を進み、いちごちゃん・蘭ちゃんさん・あおい姐さんがまた顔を合わせたシーン、私たちが知らない未来がまた、始まるんだなと思うと胸が熱くなりました。

ED、氷の森。本当にいい曲でしたね……ED映像も良すぎた。過去の記憶の中で仲間たちと出会い、自分と出会い、そんな自分を認めてぎゅっとハグするところ、思い出してまた涙が出そうになってます。マジでああいう描写に弱いから本当に泣いちゃう。そして新しい世界へ向かっていく妖精いちごちゃん……と感無量に浸っていたら流れてきたのがSHINNING LINE*。もう無理です、号泣でした。

だっていちごちゃんが美月さんからもらって、いちごちゃんがあかりちゃんに繋げて、っていうきらめくラインがずっとずっと続いているんですよ。いちごちゃんはずっとラインを輝かせるために、ずっとずっとずっと頑張り続けている。でも、それって楽しいだけじゃなくて苦しかったり辛いこともあるけど、それでもいちごちゃんはみんなが大好きで、だから頑張って居続けられる。本当に、星宮いちごというアイドルの偉大さを感じさせられました。

ありがとう、アイカツ! ずっとずっと大好きだよ!

 

そんなわけでアイカツ!10th STORY 未来へのSTARWAYを見てきた感想をぐちゃぐちゃに書いてみました。正直初見で見て全然拾えてない部分とか感情ごちゃごちゃになっているので記憶があやふやになっている部分が少なからずあるのでまた観ます……私はまずちゃんと星宮らいち(19)を受け入れないといけないんだ……(?)

 

ここまで読んでいただきありがとうございました!

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それではまた!