桃月のオタク覚え書き

桃月(ユイ)のオタクカツドウ!を振り返ったり思い出したりするアレ

最近見たものもろもろまとめ そのはち

こんにちは、桃月です。

ちょっとお久しぶりになったブログ更新、今回も最近観た映画の感想をだらだらと書こうかなと思います。

特に前置きに書くこともないので、追記でがががっと書いてます。全編ネタバレ込み込みで~す。

 

 

事前の情報公開もなかったスタジオジブリ宮崎駿監督の最新作。

正直めっちゃ観たい!というよりはせっかくだし観てみるか~ぐらいの軽いノリで観てきました。私の話なのですが、話題作とか見る前は割とネタバレを軽く見てから観ることが多い(内容によっては観るのがしんどくなることもあるので)のですが、今回はプロモーションも情報を出さずにやっているしな~と思って公開翌日に発表されたキャストや主題歌を軽く見た後で映画館に行きました。

感想としては映像の作り込みがすごかったのと、過去にジブリ作品を見たことがあったら懐かしい気持ちになれるような構成というか演出が良かったなあと感じました。

私は「猫の恩返し」や「平成狸合戦ぽんぽこ」と宮崎監督ではない方が手がけたものが好きなのですが、そういったこれまでのジブリ映画のオマージュのような要素がありつつも、王道の冒険ものと新しい映像体験で面白いな~と感じました。

内容としては上でも言ったように家族関係の構築と異世界への冒険が織り交ざった王道な物語だなあと感じました。まあ以前から私は『家族』という概念にとても弱いので、その辺は胸に来るものがありましたね…。

主人公の眞人さんがとにかくイケショタだった。年齢にそぐわない真面目さと自分を律する姿がありつつも、奥底に抱えていたお母さんを亡くした悲しみとか新しい家族を受け入れられない不安定さとか年齢相応の姿が見えるのがとても良い。新しいお母さんに対して「ナツコお母さん」と呼ぶシーンはちょっと泣きそうになっちゃったし、元の世界に戻って来た時に手を繋いでたところも良かったな…。それと同時に眞人さんにとっては本当のお母さんであるヒサコ(ヒミ)と関わっていくシーンも最初こそお母さんと知らなかったけれど繋がりを感じていくところも良かった。ジブリのボーイミーツガールな展開は王道だけどやっぱり好きだなあと改めて感じました。

そしてアオサギ。「カヘッ」どころの話じゃないんよ。超喋るやん。というか菅田くんの悪い声なかなかに良いじゃん…。アオサギのちょっとお茶目というかコメディータッチなところが全体的にシリアスになりがちが本編の空気とのバランスが取れてて良いな~って思いました。穴空いた嘴を眞人さんが修理する時にあーだこーだ言うところとか可愛くていいですよね。

地味にヒロイン枠かもしれなかったキリコばあちゃん。っていうか柴咲コウ声上手いな?????最初眞人さんを止めてわーわー言ってたりしてる時点で「まさかこの映画、ババアがヒロインか?」と内心盛り上がっていたのですが、その後若い姿が出るとは…若いキリコさん強くて綺麗でかっこいい女だ…ジブリの女だ…と思いました。

と、いろいろだらだら語ったのですが、「すごい映画だな」というぺらい感想に尽きてしまいます。なんかどう言えばいいかわからないのですが、映像の見ごたえとか好きな要素とか展開とかあって「面白かった」とは感じるのですが、うーん…どう面白かったかを言うのが難しいよー…。でも過去にジブリを見たことがある人は「あっ」って思う要素があって懐かしい気持ちになれるな~と思いました。

そう言えば大人になってからジブリの映画を映画館で観たの初めてかもしれない。なんかそういう意味でも新しい体験させてもらったなあって思いました。

 

SNSで話題になっていたので観に行った作品。ちなみに君たちは~と同日に見ました。

正直ホラー映画を一人で映画館で観るのはかなり覚悟が必要だったのですが、ちらっとTwitter(頑なに変えない呼び方)で呟いたら本作のプロデューサーであるジェフ・カッツ氏よりリプライをいただいてしまったので観に行くことを決めました。ちなみにカッツ氏、めちゃくちゃパブサしているご様子で日本語でのやりとりも普通にされていてビビり散らしました。

エクソシスト系の映画はそれこそ「エクソシスト」をむかーしに見た記憶があるのと、実家にいたころ洋画専門チャンネルで親が見ていた何かの映画を横でちらっと見たぐらいの記憶しかない中で観たぐらいの知識で観に行った本編。ホラーではあったのですが、アツいアクションとかもあって見やすい作品だったと思いました。

とにかくラッセル・クロウが演じるアモルト神父が良すぎる。冒頭の悪魔祓いの仕方が最高にかっこよかったです。そんな中で「エクソシズムの依頼のうち98%は悪魔以外(精神的疾患など)が原因だ」と意外にも現実的に語るシーンが印象的でした。上のお偉いさんに召集かけられても普段のスタイルを変えずに飄々と返すのが強者感あって良い。あと移動手段がスクーターなのもとても良い。ちらりと見える赤い靴下も良い。

モルト神父とバディになるトマース神父も良いですよね。こういうベテラン×新米みたいなバディモノってアツくて大好きなんですよね。トマース神父、初手に思いっきり吹っ飛ばされてたから大丈夫かいな…と思っていたのですが、アモルト神父と関わっていく中で成長を見せるのがあまりにも良すぎる。

で!で!あの!私が大好きな心理フェイズがあったのが最高&最高~!!!!!でした。アモルト神父の過去、戦時中から神父になってからと暗いものをずっと抱えながらもチーフエクソシストとして悪魔に憑かれた人たちと向き合っていたのか……と思うとくるものがありますね……あと、いつも気軽に「カッコー♪」って言ってたのが実は過去から由来しているものって言うのがまたね…自分の中で過去を忘れないようにするために言ってたのかなとか考えると辛い。

あとはエクソシスト系お馴染み(?)の悪魔の名前調査パート。過去のチーフエクソシストに対する敬意を感じさせつつも汚れた手をしれっとトマース神父につけちゃうアモルト神父好きですね。そこから出た名前がめちゃくちゃ有名悪魔でお前か~いってなってしまいました。そりゃ強いわ。そこから悪魔が一気に家族に仕掛けていくところとかおお~となりましたね。ちょっと前後しますが、ベッドに沈められるシーンは正直テンション上がりました(素直)

そして最終悪魔祓いでアモルト神父が自分に悪魔を憑かせて戦うところ、冒頭の悪魔祓いから彼がどういう行動を取るか想定できるのがまたしんどい。しかも宗教的に自分で命を絶つ行為って許されないもののはずなのに、それでもみんなを守るために選択する覚悟が強すぎる。もちろん悪魔もアモルト神父を手に入れたいから簡単にさせるはずもなく……そんなピンチのアモルト神父を助けるのがトマース神父なのが良いよね……!その前に互いに懺悔をし合っているからこそ心の闇を知っていて、それを乗り越える力を信じあっているっていうのがまさに"バディ"なんですよね…!あとは最後の悪魔祓いバトルシーンアクションがド派手で楽しい~~~~!!!ってなりました。

最後はアモルト神父とトマース神父の二人がまた動く可能性がある様子を見せてもらえてよかった…続編があったら見たいよ~……

めっちゃホラー!というわけではないけれどエクソシスト系ホラーっぽい要素もちゃんとあって観てて楽しかったです。

 

現在テレビ放送中の王様戦隊キングオージャーの劇場版。内容は現在放送中の展開に近い部分で、主人公のギラ/クワガタオージャーがシュゴッタムという国の国王としての戴冠式が行われるところ…から始まるお話です。

突然現れるデボニカ(演:まさかの佐倉綾音)の歌声の美しさ。ドレスの造形も良すぎる。そしてまさかまさかのギラくんと幼馴染というか同じ養護園出身!?ってビビりました。その時点でいろいろ嫌な予感してたのですが、一応それは回避してました…よかった。

シュゴッタムの戴冠式の時に開かれる死の国、ハーカバーカへいざなわれる五人の王様たち。と、ここでもうCGがとんでもねぇので「予算…」と考えてしまうのは東映特撮を経由したオタクの悪い癖です。そもそもキングオージャーCGの量と質がとんでもないんだよな……と改めて感じさせられました。

で、現れた初代シュゴッタム国王のライニオール(演:中村獅童)。存在感の圧がすごい。見るからにしてもう絶対に強いのが解る。そんなライニオール王から、ギラではなく自分が生き返って王になると言われ、その魂の生贄としてデボニカを使うという展開に。

この辺で本編でも言われていた部分ですが、ギラくんが王になることについて改めて突き付けられた部分がありました。正直ギラくんが王になるのは前シュゴッタム国王ラクレス(兄)を打ち倒すためであって、「王になるため」でなかった部分があるので彼が王になったらどうするのかというのはあまり明確にされていなかったと思います。そんな中でライニオール王の問いにどう答えるのか…と思ったのですが、ギラくんの口から「この世は地獄」という単語が出るとは思わず震えました。

地獄だけれど、その中にある幸せを守るために戦う。確かに元々王族で恵まれていた生活をしていたはずが誘拐され養護園で貧しく前王による国政を国民の目線として見ていた彼だからこそ言える言葉だったんだなと感じさせられました。

それと同時に見せられる各王様たちの死者の国での様子。まあカグラギ殿に関しては映画の情報解禁の時点でトウフ前国王が出るという時点でヤバイと察していたのですが、OPのキャストクレジットでダーブロウ有紗さんの名前を見つけてヒメノ様ァ!!と心の中で叫んでしまっていました。そして案の定(言い方)死の国で別行動になってしまうカグラギ殿とヒメノ様……。

いや、トウフ国の王位継承に関して本編でも触れられていたけど、実際に見たらエグイよな……。「裏切者」呼ばわりされるカグラギ殿しんどすぎる。それでもオモテナシで返すカグラギ殿~~~~~ッッッッそれこそ我が王殿~~~~~!!!!ってなりました。恐らくカグラギ殿にとってイロキ様ってトラウマというか、死んでもなお許せない存在であるだろうし、それと同時に「王を裏切った者」と思われていることも事実だろうからそこから得た王位、玉座に対して笑顔で王様になりました~!なんて言えないだろうし……。ほんの数分しか見てないのに辛くなったカグラギ殿の過去、今後本編で触れられたら私はどうなるんだ(…)

ヒメノ様のところはまあ、ある程度予想は出来ている展開ではあったのですが、それに対するヒメノ様の返しが美しすぎる……「別れの言葉のない別れは美しくない」とはっきりと言って、両親の姿から別れるヒメノ様の美しさたるや…その後のセバスチャンに対して「遅い」と言いながらオージャカリバーを受け取る姿も美しすぎました。ヒメノ様の我がままに行く美しさ、本当に大好きだ……。

で、で!!リタ様!!!!!一番苦しい!!!!!!予告で叫ぶシーンが出ていてちょっといつもの絶叫と様子が違うと思っていたのですが、いや、……一番キツイでしょ……。その前にコミカルに走って「帰れない!!」って言ってたのに…と思ってたけど、よく考えたらリタ様にとって死の国って死罪にした罪人たちと顔を合わせる場になるから文字通りの地獄みたいな場所だったんだろうな…と。呪いを受けなければならない、って正面から受け止めようとしてもやっぱり苦しいリタ様が本当に辛い。だって10歳の時から裁判長として人を裁き続けて間違ってはいけない重圧と戦い続けてた子がさらに自分が裁いた罪人に責め続けられるの耐えられんが……???と思っていたら、途中現れたモルフォーニャに支えられながら亡霊の声を改めて聞けるようになるのさあ……ゴッカン主従あまりにも尊すぎる。

そんなリタ様を現実に引き戻す総長ことヤンマ。総長だけ過去の亡霊に囚われないの、真っ直ぐに現実、テッペンだけを見ている総長っぽくて最高です。そして即PCでどうにかしようとする姿、さすが総長。ジェラミーの蜘蛛の糸に気づいて表の世界に繋げてシオカラくんに繋げるの強すぎる。で、そのシオカラくんが嘘発見器使う時に「ヤンマくんは喧嘩強い!」って言ってちゃんと嘘判定されるのウケる。「ヤンマくーん!(扉バァーンッ!!)」も面白すぎてンコソパ主従最高でした。

最終決戦、デボニカが我が王!って言ってギラくんにオウジャクラウン投げるの最高だった。それまでデボニカってライニオール王に自分を捧げることに躊躇いがなかったのに、ギラくんが守ってくれたこと、自分のことを思っていてくれたこと、ギラくんを見守る中で得たささやかな幸せがあったことに気づいたことによって自分の幸せを手に入れたいって望んじゃったの良すぎたよね…あそこのデボニカの涙にこっちも泣いてました。それにしてもライニオール王の王"骸"武装かっこよすぎるやろ。そして強い。

そんな中満を持して現れたジェラミーが「蜘蛛の糸は地獄に続いている」って言うのほんまに良すぎ。語り部らしい現れ方で良い。っていうかしれっと総長に糸付けてるの、あそこの二人の距離感が縮まっているのが伝わっていいな~と感じました。

全員揃っての「王様戦隊」の名乗り、それに対するライニオール王の「懐かしい」、六人の一斉攻撃、もうこの辺のアクションマジでかっこよくて良すぎました。

で、冒頭でちらっと言ってたのですが私はてっきりデボニカってもう死んでしまった子(養護園からいなくなった時点で死んでいた)と思っていたのですが、ちゃんと生きていて安心しました。ラストシーンでケーキ食べてニコニコしているデボニカ見れてよかったよ……こうやってシュゴッタムは国民一人一人の小さな幸せがある国を作っていくんだな…と感じました。

そう言えばレビューサイトとかの感想を見て気づいたのですが、巨大戦ありませんでしたね…。あればよかったなあと思ったのですが、ぶっちゃけ十分に内容が重厚なのでレビューサイト見るまで気づきませんでした。物足りない点でいえばOP流れなかったことぐらいだと思うぐらいに30分でアツいものを観れてよかったなと思いました。

なお同時上映の仮面ライダーギーツに関しては本編をあんまり見ていないので今回は割愛。ただクロスギーツがめちゃくちゃかっこよかったのと、ガッチャードくんが思ってたよりちゃんと「ガッチャ!」って言ってて笑ってました。あとお前もしゃべるんかーいって思いました。

 

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